2007年8月29日水曜日

何故太っていると思うのでしょう?



2003年12月に厚生労働省から発表された「平成14年国民栄養調査」、ごらんになりましたか?

女性の「BMI(ボディ・マス・インデックス)25」の割合は30代~50代の各年代とも低下傾向。

1982年と比べると30代では14.9%→11.0%、40代で25.8%→19.0%など、肥満者の割合は少なくなっています

にもかかわらず、各年代とも自分を「太っている」、「少し太っている」と判断する人は増加傾向。実際に体重を減らそうとしている女性は全体の約5割にも上っています。

言わば理想のハードルは年々高くなり、「やせ願望」も激しさを増しているわけですね。

そこで今、問題になっているのがダイエットの弊害です。


 
「スリム」と「やつれ」の違い、宿便ダイエットの誤解

  間違ったダイエット・好ましくないダイエットの主なものを挙げてみましょう。

極端な食事制限 最低限の栄養保持もしていないやつれた女性。

スリムであることとやつれていることは全然違います。
結局からだを壊してしまっては何にもなりません。
男性にとってもハツラツとした元気溢れる女性の方が断然魅力的なのです。

単品ダイエット こんにゃく、リンゴ、酢大豆など一つの食品だけを食べるダイエット。

これも栄養失調になるのが落ちです。それにそもそも同じものばかりずっと食べることなど絶対にできません。

1食を抜くダイエット

ダイエットにまったく逆効果です。
人間の身体は絶食が続くと食べ物を良く吸収し、脂肪を貯めようとするメカニズムが働きます。
特に朝食・昼食抜きケースでは結局夕食の量が増えるために、寝ている間に脂肪がどんどん増えていきます。
夕食を抜いても逆にぐっすり眠れず、ストレスの原因となってしまうケースも多いですね。

スポーツのダイエット

もちろん適度な運動はからだに非常にいいのですが、ことダイエット効果となると話は別です。
男性の場合は非常に効果がありますが、女性が効果に期待を寄せるのは禁物なのです。
ことダイエット効果となると、フルマラソン程度(約42キロ相当)の運動量が必要となってしまうためです。

利尿剤ダイエット

下剤などを飲んで宿便を排出することでやせようとする方は多いですね。
しかし、仮に体重が減ったとしても、減ったのは実は水分だけです。脂肪は減っていません。
また脱水症状は風邪など体調悪化を引き起こしやすくなります。


いずれにしても無理なダイエットは必ずストレスを呼び、本来、健康なからだが持っている代謝機能を衰えさせかねません。
ダイエットの一番の近道は結局、規則正しい食生活と、自分の体質にあった適切なダイエット法を見つけ出すことが一番大切ですね。

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